今月の「インタビュー」は、京都の老舗紙商「紙司 柿本」(京都市中京区)の主人・柿本悦子氏へのインタビューのもようをお送りします。

タイトルは「生活の中で、和紙を楽しむ」。

 現在の和紙は、大小・厚薄・色など様々な種類が商品化されていて、一歩和紙店の中に入れば百花繚乱、どれにしようか目移りするばかりです。しかし実際に使うとなると、プロの方々はいざ知らず、一般の方が生活の中で使うとなると、どうも思いつかないものです。

 そこで、生活の中で和紙を上手に扱うコツを、売る側、すなわち提案する側からお訊きしようとしたのが、この度のインタビューです。

 まず、柿本家の商いの変遷から、紙への思い、そして実際にお客様とやりとりした経験からの和紙の扱い方や提案の仕方など、抽象的な概念から、具体的な用法まで、色々お伺いすることが出来ました。


 さて、インタビューの内容はRealAudio5.0以上の環境によって、お聴きいただけます。まだインストールをしていない方は、下記アイコンをクリックして、RealPlayerをダウンロード、インストールしてから、お聴きください。

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1.「柿本」の変遷(5:42)
・竹屋町の「竹屋」から「紙屋」へ
・問屋から小売店へ

2. 和紙ブームの始まり(3:38)
・15年前から始まった和紙ブーム
・マニアのユーザーから一般ユーザーへ

3. 京都の人が和紙を使う(4:14)
・伝統文化が残る/集まるところ
・「京都で買う」ことのステイタス
・伝統が身近に色濃く残る環境の中で

4. こだわりを無くす(5:42)
・モダンに使う〜外国的な感覚
・日本人のこだわり「型から外れたくない」
・紙を見て、無限の発想を楽しむ

5. 店でたずねてみる(4:40)
・店の表示はあくまで「目安」
・店側は「イメージ」を伝える
・買うときは「スキかキライか」で選ぶ

6. 手作りであるが故に(4:53)
・同じ和紙はひとつとして無い
・値段を考えるときは、数百年分の「知恵」を思う
・機械漉き和紙しかできない面白さ
(注:6-1「だんじゃく〜」6-2「楽譜の透し〜」

7. 和紙の色やかたちについて(4:33)
・和紙は色数が少ないのか
・今の流行は、女性の服装と同じ「薄もの」
・紙をプレゼントするということ
(注:7-1「薄もの」

8. 学校教育の中で(3:57)
・和紙の需要を拡大するために学校教育を考える
・紙を作ることは、手作りの楽しみを覚えること
・修学旅行生への体験「水切り」
(注:8-1「水切り」

9. 和紙をあつかう心持ち(3:42)
・和紙はもう必需品にならないのか
・和紙は「大切にしたいもの」
・「基本的なことは和紙から学べ」


= 注 =

6-1.(2:27)「だんじゃくさんの〜」

市原団若氏。岐阜県美濃市在住の紙漉き職人。
むら染め、植物繊維入りなどの美術工芸紙を得意とする。



6-2.(4:28)「楽譜の透かしの〜」

富士製紙(今月の「産地」特集でお送りする「阿波和紙」の機械漉き和紙メーカー)の特産の透かし模様入りの紙。
上は、ベートーベンの「第9交響曲」の部分、下は「いろは」。



7-1(1:16)「今の流行は〜」

「紙司 柿本」で扱ってる「薄もの」の一部。

上から、板締め染めの典具帖、むら染めの典具帖、むら染めの春雨、同左、揉んだ典具帖。
この他にも多数取り扱っている。



8-1(2:10)「水切り〜」


「紙司 柿本」
住 所 : 京都市中京区寺町通二条上ル
電 話 : 075-231-1544
営業時間 : 9:00〜18:00
定休日 : 日・祝日


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